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  • 2024/02/12
    自然療法,その他

    【人喰いバクテリア】劇症型溶血性レンサ球菌感染症について!

    劇症型溶血性レンサ球菌感染症

    東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
    慢性腰痛専門 整体院  院長の植月です。

    感染すると筋肉周辺組織が壊死することから
    "人喰いバクテリア"と呼ばれる【劇症型溶血性レンサ球菌感染症】。

    致死率は30%を超える非常に危険な感染症で
    昨年度の感染者数は過去最多となっています。

    この記事を読んでいただくと、
    今流行している劇症型溶血性レンサ球菌について
    どういったものかと対策まで理解することができます。

    1.劇症型溶血性レンサ球菌

    初期症状では、四肢の痛みや発熱などですが
    急激に病状が悪化し多臓器不全・呼吸器疾患などで
    死亡に至る場合もあります。
    その致死率は30%とされています。

    それが昨年、過去最多の941人が罹患していました。

    概要

    病原菌は【溶血性レンサ球菌】で
    その中に、A群・B群・C群・G群などが存在する細菌です。
    「溶連菌(ヨウレンキン)」と聞く方が馴染みがあるかも知れません。

    これらは常在菌で、
    すなわち誰しもが持っている可能性がある菌で
    溶連菌感染症自体は珍しいものではありません。

    症状

    咽頭炎で喉の痛みを訴え発熱等があり風邪に似た症状を呈しますが、
    人によってはバラバラでさまざまな症状が出現します。

    ・四肢の痛み

    この症状が出ることが最も多いとされています。

    そして進行することで、
    感染したところが壊死していき少しずつ黒ずんでいきます。

    これが、"人食いバクテリア"の所以です。

    紅斑

    菌が傷口などの局所から入った場合、
    そこが炎症を起こすので赤みがかります。

    それだけでなく、溶連菌は侵入すると大量の毒素を体内にばら撒くので
    それに皮膚が反応して全身に紅斑(赤くなる)がでたり腫れが出現します。

    皮膚が赤みが刈るのは蜂窩織炎などの他の病気も十分に考えられますが
    この劇症型溶血性レンサ球菌感染症にも念頭に置いておいてください。

    壊死性筋膜炎

    筋肉だけでなく筋肉の膜が壊死することもあります。

    筋膜が壊死すると紫色の水膨れが起こることもありますので
    こういう皮膚の変化にも注意してください。

    発熱

    発熱はさまざまな感染症で見られますのでこれだけでは判断はできませんが
    高熱が出ている場合、可能性の一つ証拠になります。

    他に普通の風邪との違いは、
    首のリンパ節が腫れたり、咳が出ないといった特徴があります。

    ショック状態

    大量の毒素を一気にばら撒かれるのでショック状態に陥ります。

    ショック状態とは
    血圧が大幅に低下することにより、臓器に血液が送られなくなってしまい
    脳や腎臓への血液が足りないことで意識障害などさまざまな障害が発生します。

    典型的な症状として、ショックの5Pがあります。
     蒼白(Pallor)
     虚脱(Prostration)
     冷汗(Perspiration)
     脈拍触知不能(Pulselessness)
     呼吸不全(Pulmonary insufficiency)

    その他

    下記が本当に劇症型溶血性レンサ球菌に感染した方の
    症状をテレビで紹介していたのでまとめて見ました。

    ・右肩に激しい痛みがありその後血圧が急降下
    ・朝、足先が腫れている感覚があり昼頃に膝まで広がった
    ・運動はできるほどに足が痛い程度だったが赤みがかり腫れていた

    傾向

    かかりやすい年齢

    報告が多いのは30歳以上となっており子育て世代に多くなっています。

    それも、子供にかかりやすい【咽頭炎】は
    A群溶血性レンサ球菌が原因となっておりそれが大人に感染するからです。

    予後が悪いのはコロナなどと同じく基礎疾患がある人です。

    症状

    さまざま症状の訴えがありますが、
    中でも【足】の症状は圧倒的に多くあるようです。

    自分で気が付かないような細かな傷ができやすく
    そこから菌が入り込むのではないかと言われています。

    増加の理由

    昨年12月に子供を中心に"咽頭炎"が流行したこと
    そして、ヨーロッパで発生した毒性と感染力ともに強くなった
    新しいタイプが日本でも広まっていることが増加の理由とされています。

    身を守るために

    飛沫感染

    まずは手洗い・うがいで喉や口への侵入を防ぐこと。

    接触感染

    傷口から入らないようにしっかり隠す。

    特に靴擦れは多少擦れていてもそのままに放置してしまいがちですが、
    非常に大きなりすくになってしまいます。

    そして、今の時期は乾燥して些細なことでも皮膚が切れやすくなっています
    のでボディクリームなどで保湿をすることも大切です。

    まとめ

    溶血性レンサ球菌は日常にありふれた菌で、
    劇症型でなければ風邪などを引き起こす程度で
    数日で後遺症もなく治ります。

    劇症型になるとなぜ死に至るまでになるのかは現状では
    わからないことが多いようです。

    感染対策(マスク、うがい、手洗い、アルコール消毒)
    一般的な感染症とほとんど変わりませんが
    特殊な対策が必要なわけではないので普段から気をつけておけば防げる感染症です。

    かかってしまうと危険ではありますが、
    しっかりと対策を行えば必要以上に恐れるものではありません。

    しかし、もし異変を感じたらすぐに病院を受診してください!
    1秒でも早く診断を受け適切な治療を受けることで救われます!
    整体院-旬- 院長 植月

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