東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
慢性腰痛専門 整体院 旬 院長の植月です。
今回は,五臓の働き3つ目【腎】についてです。
どんな生き物にも待ち受ける「老い」
年齢を重ねるに従って仕方のないものと思っていても,
記憶力が悪くなったり,耳が遠くなったり
髪の毛が少なくなってしまうのは辛くないですか?
これらの状態には【腎】が深く関わっています。
今,症状で悩んでおられる方もそうでない方もぜ最後までご一読ください。
1.腎とは
こちらを見てもらうと,
腎は水に属しており季節は冬で,
膀胱や耳と関係が深いことがわかります。
腎と聞いて腎臓ををイメージする方もおられるかもしれません。
そうじゃない!と思った方は東洋医学脳になりつつありますね!
そうです,
腎は腎臓としての働きだけでなく
全身の様々な役割に関わっているとされています。
蔵精
蔵精(ぞうせい)とはつまり,
生命の源である【精】を貯蔵する役割のことです。
精は身体の成長や発育・生殖に必要不可欠な存在です。
生まれる時に両親から受け継ぐ「先天の精」と
飲食物から得られる「後天の精」があります。
どちらも腎に蓄えられて,
成長や発育・生殖に用いられます。
腎がしっかりしていて,
精が十分に蓄えられている方は若々しく元気いっぱいです。
女性は7の倍数・男性は8の倍数で体が変化すると聞いたことがある方も
多いのではないでしょうか?
あれは東洋医学・中医学の考え方でそれに関与するのが精です。
老化ともともに起こる症状というのは,
腎と精が深く関わっていると言えます。
腎精が不足すると
腎の機能が低下し精が不足すると以下の症状が出てきます。
・老化
・冷え
・骨粗鬆症
・脱毛
・更年期障害
・免疫力の低下
・認知症
・耳鳴り
気化
2つ目は【気化】です。
これは,腎に巡ってきた水を濾過して,
体に必要な津液と不要な尿に作り帰る働きのことです。
先ほどの五行色体表でもみましたが,
腎は水に属しています。
腎は脾や肺と協力して,
水分の代謝をコントロールし尿を作って排泄する役割があります。
気化作用が低下すると
尿が出にくいタイプ
・尿に勢いがない
・尿が少ない
・下半身がむくむ
尿が出過ぎるタイプ
・頻尿
・多尿
・夜間尿
・肌の乾燥
2つは正反対の症状ではありますが,
腎の気化作用が衰えてしまうことで起こります。
納気
3つ目は納気とは,
正気つまり,酸素を深く吸い込み体内に取り入れる働きのことです。
呼吸は,肺が担ってくれていますが
腎は呼吸の中でも吸う機能をサポートする役割があります。
納気の機能が低下すると
先天の気つまり腎精により納気の作用が行われるため,
生まれつき腎精が不足していると小児喘息,加齢により人生が不足すると
老人性の気管支喘息を引き起こすことがあります。
2つに共通する息を吸い込むのが苦しくなるのが喘息で
まさに納気の作用の低下と言えます。
食養生
腎の衰えは老化につながってしまうので,
東洋医学では古くからどうやったら腎の衰えを緩やかにできるのか
考えられてきました。
現代では,スローエイジングという考え方がありますが
そのずっと昔から考えられてきています。
結果,
腎の衰えを止めることはできませんが,
日々の養生でスピードを抑えることはできることがわかりました。
それらを少しご紹介します。
・胡桃・松の実・くこの実・桑の実
・山芋・牡蠣・銀杏・餅米
・エビ・ニラ・よもぎ・生姜
・海苔・昆布
・黒豆・黒胡麻
これら食材を毎日少しずつ取り入れて
腎の老化を抑えていきましょう。
東洋医学の考え方を日々の生活に取り入れることで
より良い未来につながれば幸いです。
まとめ
腎の機能について解説しました。
腎は受精した時に両親から受け継いだ生命活動に欠かせない
先天の気すなわち腎精を貯めることができる唯一の臓腑で,
人間の成長と発育に大きく関わるところなので,東洋医学では最も重要視されます。
ここがうまく機能していないと
全身様々な症状特に現代医学では原因不明と言われる病気などを引き起こす原因
ともなります。
食や日頃の生活から腎のを強く保てるようにしていきましょう。
またの機会に腎を強く・弱らせないための生活習慣をお伝えしたいと思います。
当院では食事も重点的に施術の1部として取り入れています。
身体は食べたもので出来上がります。
あなたに必要な食養生の提案やアドバイスもいたします。
強制はしませんが、自主的に取り組むことで身体はまた一つ変わります。
食事はすぐに効果が現れるわけではありませんが、
継続することが将来のあなたの身体に反映されます。
より詳しく、知りたいや治りたい!治療をしていきたいと思われた方は
下記リンクから【無料相談】をお送りください。