東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
慢性腰痛専門 整体院 旬 院長の植月です。
【AGEs】について第3回目
今回は、
昭和大学医学部で糖化研究の第一人者である山岸昌一先生の
書籍をベースによりわかりやすくご説明します。
AGEsは血液中の余分な糖とタンパク質が結びついて化学反応を起こし、
体外へ排出できなくなる終末糖化産物です。
長く高血糖になる食生活をしていると
それが体内にインプットされ、それがリスクファクターになります。
なので、食生活は一日にしてならず!
体を変えていきたいと思われている方は
できるだけ早く長く食生活から見直す必要があります。
AGEの種類は100種類を超えると言われており
中には、善玉と呼ばれる体にいいものも存在しますが
そのほとんどが悪玉で体に悪影響を及ぼします。
ー目次ー
1.唐揚げやステーキ
2.ファストフード
3.ポテトチップス
4.加工肉
5.ジュース(清涼飲料水)
食べてはいけない食品5選
1.唐揚げやステーキ
美味しいものばかりですが、
高脂肪動物性に高温を加えることでAGEsが多く生成されます。
ステーキでも、高温で焼いたものと低温でじっくり焼いたものとでは
焼く10倍ものAGEsの量が変わります。
鶏肉も水炊きと唐揚げとでは10倍以上含有量が増えることもわかっています。
焼肉する際もひっくり返す量を増やし
焦げを作らないことでAGEsの発生量を減らすことができます。
2.ファストフード
ファストフードといえば揚げ物!というぐらいに
油であげたものが出てくることがほとんどです。
揚げ物は早く美味しくできるという利点で
ファストフード店で多く取り入れられていますが、
そこにはAGEsも多く含まれることをご理解ください。
3.ポテトチップス
フライドポテトもそうですが、
芋類を高温の油で揚げることで【アクリルアミド】と呼ばれる
非常に体に悪影響を及ぼす超悪玉AGEsと言われています。
4.加工肉
揚げ物やファストフードと関わってきますが、
肉を加工していく段階で多くのAGEsを作り出す事になり、
さらに加工肉をそのまま食べることは少なく
多くが焼く事になりより増加します。
カリカリに焼いたベーコンは美味しいですが
AGEsがとっても多く含まれることになります。
そして、加工肉は添加物も多く活性酸素が発生させるため
掛け算の如くAGEsが増えます。
5.ジュース(清涼飲料水)
これは要注意です。
今まで、紹介したものはほとんどが
高温と糖の組み合わせからできるAGEsでしたが、
ジュースには【異性化糖】がAGEsを増やす原因になります。
代表的なものが、
果糖ブドウ糖液糖・ブドウ糖果糖液糖などがあります。
異性化糖とは
さつまいも・とうもろこし・ジャガイモなどのデンプンを
発酵させて作られる糖の事で砂糖よりも安価に手に入るので
幅広く多くのものに使われています。
例えば、
ジュース・スポーツドリンク・・ドレッシングなどです。
ぜひご自宅の冷蔵庫の中の物の原材料を確認して
異性化糖というのはどんな食品に使われているか確認してみてください。
果糖
ここで少し果糖について触れていきます。
果糖は、ブドウ糖を比べてAGEsが10倍以上発生しやすくなり
消化酵素でん分解されずに直接、腸から吸収されることになります。
大部分が細胞へ取り込まれますが残ったものは肝臓で代謝されて
中性脂肪へと形を変えます。
つまり、他の糖と比べて太りやすい特徴があります。
糖にもいくつか種類がありそれぞれ体内での消化・吸収の仕方が変わってきます。
いつかそこも解説していきますね!
果糖についての誤解
では、果糖とは読んで字の如く果物に多い糖ではありますが、
果物を食べない方がいいのかというとそうではありません。
果物に含まれる果糖は思っているほど多くはありません。
さらに、果糖を気にするよりも
酵素やポリフェノール、ビタミン、ミネラルなど
体に有効なものが多く含まれているので
デメリットよりもメリットの方が大きいといえます。
目安としては、1日に200gほどの果物が推奨されています。
AGEsの量
食べ物に含まれるAGEsの量ですが、
ある程度の目安が決められています。
それが、【15,000KU】です。
「KU」読み方は「キロユニット」ですが
それぞれ食べ物にはどの程度含まれているのかご紹介していきます。
・牛肉のハンバーガー/4876KU
・ピザ/6825KU
・フライドポテトsサイズ/1522KU
・ステーキ/6741KU
・唐揚げ/8750KU
・カリカリベーコン/11905KU
食べる量にもよりますが、外食で食べるものは
ご家庭で食べるものよりも比較的多くなります。
ですが、朗報です!
増えたAGEsの半減させるもの存在します。
それが【クエン酸】をプラスすること。
AGEsの発生を抑えるのにオススメのなのが、
酢玉ねぎです。
こちら次回お話しする老化を抑える食事編でご紹介します。
まとめ
高脂肪動物性食品の焼き物・揚げ物は控えるようにした方が
望ましいです。
食べられる際は調理法に気をつけ焼きすぎない事を意識しましょう。
当院では【食養生】も大切な施術の一部として取り入れいます。
身体は食べたもので出来ており、
近年では洋食文化が盛んで本来の食生活から逸脱してきているように思います。
人それぞれ体質が違うように食事も取り方にも違いがあります。
脈診や腹診、症状からあなたに必要な食養生の提案やアドバイスもいたします。
食事はすぐに効果が現れるわけではありません継続することが
将来のあなたの身体に反映されます。
次回は、どういったものが体への害が少ないか、
を交えながら老化を抑える食べると良いものなどをご紹介していきます。
整体院-旬- 院長 植月