知らないと後悔!糖尿病で起こる初期の3つの症状
東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
慢性腰痛専門 整体院 旬 院長の植月です。
糖尿病はさまざまな合併症や症状を呈する病気というのは
みなさんご存知だとお思います。
ただ、ほとんどの場合は糖尿病の初期には症状は殆どありません。
その為、病院へ行った時にはすでに合併症を起こし
取り返しのつかない状態になっていたというのも珍しくありません。
全身に症状が波及する糖尿病ですが、
今回は、足に起こる症状についてお話しします。
最後に当院の糖尿病の症状に対する改善方法のご紹介も行っております。
糖尿病があると足に起こりやすい症状
1.足が乾燥する
足がとても乾燥しやすくなり、
「ガサガサ」したり「角質が厚く硬く」なったり「ひび割れ」たりすることもあります。
踵だけでなく指先までも波及し足全体が乾燥しやすくなります。
なぜ乾燥するのか?
理由1:脱水傾向になる
血糖値が高い状態が続くと糖に水分が引っ張られ尿量が増えます。
その結果、必要な水分量を体内に保てず脱水傾向になりできるだけ
水分を保つために汗をかかないようにするため皮膚が乾燥します。
理由2:神経の障害
糖尿病があると神経の働きが弱くなります。
自律神経の調整もうまく働かなくなるため汗をかきにくくなります。
そして、足に裏には脂腺がありません。
皮膚には通常脂腺と呼ばれる汗と共に皮脂を分泌する機関が存在します。
それが皮膚に「潤い」と「バリア機能を高める」作用を持ちますが
毛と共に脂腺は存在するため毛の生えない足の裏には脂腺が存在しません。
乾燥を防ぐため足の裏に汗を多くかくようになっていますが、
自律神経を障害され汗も出にくくなり乾燥が進みます。
バリア機能の低下
皮膚が乾燥すると細菌などの侵入を防ぐバリア機能が低下します。
低下すると、
些細な傷から容易に菌やウイルスに感染しそこから足の潰瘍や壊疽に
繋がることもあるので注意が必要です。
2.足が痺れる
糖尿病には3大合併症の一つに【糖尿病性神経障害】があります。
糖尿病性神経障害は糖尿病を持つ人に特有の神経の障害の一つで
3大合併症の中でも一番早く症状が出現し最も頻度が多い障害と言われています。
糖尿病を持つ人の30%~40%の人が合併していると報告されています。
症状
一般的には、足の先から左右対称に症状が出てきます。
「ジンジン」「チクチク」「ヒリヒリ」などの痛みや痺れを訴える人もいれば、
「なんとなく違和感」「腫れている感じ」「鈍い感じ」などの
感覚異常を訴える人もおられます。
基本的には、両足に足先から痺れが出てきます。
これは、血液内の糖が多くなることで血液がドロドロになり
足先などの細い血管で詰まりやすくなり神経へ酸素を送ることが困難になる為です。
正座などでお分かりいただける思いますが、
痺れは通常時間が経つ(圧迫から解放される)となくなります。
糖尿病のしびれの場合は圧迫がなくても痺れが持続します。
糖尿病の場合は血液の循環と代謝に異常が起きることから発生します。
血液循環の問題
血糖値が高いことで血液が粘る→神経に栄養が届きにくくなる→神経に障害が生じる→しびれが発生
糖代謝の問題
糖分の代謝産物が多くなり高血糖自体が細胞レベルでダメージを与える→神経に障害が生じる→しびれを発生
3.足がつりやすくなる
足がつる事を医学的には「有痛性筋痙攣」と言います。
中でも、ふくらはぎがつる事を一般的には「こむらがえり」と読んだりもします。
こちらの研究はあまり詳しくされていませんが、
【毎日1回以上足がつる】という人は
糖尿病なしの方は「0%」に対し糖尿病ありの方は「4.5%」あったと報告されています。
【週1回以上足がつる】という人は
糖尿病なしの方は「1.9%」に対し糖尿病ありの方は「11.5%」であり
以上の2つの結果から糖尿病ありの方はなしの方よりも高頻度であったと報告されています。
足がつりやすくなる理由
研究すが少なく明確に原因が解明されているわけではありません。
中でも以下の3つの可能性が挙げられおり、
・筋肉の脱水状態
・血流の低下
・電解質バランスの不良
これらがあるからではないかと言われています。
足がつりやすい人の特徴
・糖尿病を持つ人
・腎不全の人
・肝疾患のある人
・熱中症
・妊娠中の人
で起きやすいと言われています。
ほかの足の症状
乾燥により傷ついた皮膚が治りにくくなったり、足の変形などもおきます。
傷がつくとすぐに血液に白血球や血小板といった成分が飛んでくるのですが、
血液中の糖がそれを邪魔をして働きにくくし免疫力を低下させます。
その結果炎症が広がり治りにくくなります。
全身で起こりますが特に足は、乾燥し血流も悪くなりやすく
保湿などのケアを行き届きにくいので起きやすくなります。
4.当院で症状改善する為にできること
1.鑑別
第一に大切なのが【糖尿病が原因で出ている痛み・痺れ】なのかということです。
血糖値やHbA1cが高いからといって必ずしもそこから痺れが来ているとは限りません。
筋肉の絞扼が原因で痺れがでてくることも多くその他にも、
骨格の位置異常(ズレ)などさまざまな原因で症状は出てきます。
それを当院独自の検査で把握し改善へと導きます。
2.内臓施術
筋肉は膜を通して全身の内臓と繋がっており、筋肉・筋膜の硬さは
内臓の正常な機能の働きを阻害します。
その結果、腎臓や膵臓などの機能が低下しより症状を進行させます。
当院では、アメリカで医師も使用する徒手療法である【オステオパシー】を使用した
内臓施術を行い改善へと導きます。
3.食養生
糖尿病や生活習慣病と呼ばれるものは、あなたも生活を改めないといけません。
その第一歩が【食事】です。
体の全ての部位は食事から摂る栄養でできており、
その食事の内容は体を良くも悪くもします。
では、どういった食事がいいのかわからない方もおられると思います。
当院では、食事指導も行っておりますが
最も大切な事として【引き算】を考えています。
病院や他院で糖尿病の治療を行うとなると多くは
薬に頼った治療やこんなものを食べなさいなど現状にプラスしていく指導をされると思います。
ですが、当院では糖尿病の多くは食べ過ぎ(必要以上の栄養の摂りすぎ)にある考えておりその為
必要でないものを削っていく引き算での食事指導をご提案しています。
※引くだけでなく積極的に取っていただく場合もあります。
まとめ
糖尿病の初期からわかりやすい症状というのは多くありません。
よくある症状の中に「サイン」が隠れています。
1.足が乾燥する
2.足がしびれる
3.足がつりやすくなる
当院での治療は糖尿病を完治するものではありませんが、
症状(痛みや痺れなど)の緩和や血糖値の安定と改善へと導きます。
まずは、糖尿病から起こっている痺れや痛みなのかを判断し
そこから適切な治療と食養生やセルフケアのご提案を行います。
足は、様々なサインを発信してくれています。
ぜひ足の観察をして健康管理に役立ててください。
他にも当院では、足に関する症状(外反母趾・膝痛・股関節・しびれ)に関して
【歩行指導】に力を入れて行っております。
足に関する症状で何かわからないことがあれば【無料相談】も行っておりますので
お気軽にご連絡ください。