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  • 2024/05/26
    自然療法

    【東洋医学 治療】東洋医学の気について

    東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
    慢性腰痛専門 整体院  院長の植月です。

    今回も東洋医学シリーズですが,
    用語について解説していこうと思います。

    気・血・津液などなど東洋医学を知っていただく上では
    ここのお話もしておかないと理解し難い部分があるので
    今回は【】とはなんなのかについてお話ししていきます。

    この中でも,分かりにくい言葉でてくることがあります。
    できるだけ分かりやすく簡潔に解説を入れながら記事は書いていますが,
    一部書ききれないところもあるのでそこは,
    「そうなんだ。」程度でお読みいただけると幸いです。

    ー目次ー
     ・原気
     ・宗気
     ・営気
     ・衛気

    1.気の分類

    気は原気・宗気・営気・衛気の4つに分類されます。
    それぞれを解説していきます。

    原気(げんき)

    人体の最も根本的な気であり,生命活動の原動力となります。

    原気=先天の気であり,
    先天の気とは

    ちなみに後天の気もあり,これは食べ物や飲み物から作り出すことができます。

    先ほどご紹介した4つの気のうち,
    元気のみが先天の気であとの3つは後天の気に属します。

    特徴

    原気は三焦と呼ばれるエリアを流れています。
    ここを説明していくと脱線しすぎてしまうのでまたの機会にご説明します。

    臓腑では「腎」に蓄えられており,
    主な作用は生命活動の原動力となっていたり,
    人の成長・発育を促す役割があります。

    他にも各臓腑の生理活動支えます。

    原気は「元気」とも言い換えることができ,
    職場や自宅で「最近元気いいね!や,元気ないね。」など
    声を掛け合ったりすることはないでしょうか?

    そういった際は,ここの原気が関係しているとされています。

    宗気(そうき)

    後天の気の1つで,飲食物から得られる水穀の精微と呼吸により
    得られる自然界の清気とが合わさり,化生される気です。

    特徴

    この宗気は胸中で作られています。
    宗気が関係する臓腑は呼吸と関係が深いので「肺」と
    水穀の清微も関係するので「脾」も深く関わります。

    早期の活動はたくさんありますが,
    「呼吸」と関係すると覚えていただく分かりやすいと思います。

    心肺活動を支えて,呼吸や発声と関係があります。
    大きな声を出せる人は宗気が多い状態だとも言えます。

    また,心の拍動の力やリズムとも関係しており,
    血の運行も促進されます。

    なので,宗気が弱くなると不規則になって力が弱まります。

    営気(えいき)

    こちらも後天の気の1つで
    豊富な栄養分を持ち,血の一部として脈中に入り全身を巡ります。
    そして宗気同様に水穀の清微から作られます。

    特徴

    主な役割を組織や器官を栄養し支えます。
    そして,血を作り出すという重要な働きもあります。

    【血】を作り出すには,
    ・津液
    ・営気
    ・心気
    この3つが合わさることで血となります。

    衛気(えき)

    こちらも3つ目の後天の気です。
    活動性が強く動きが早いという性質があります。
    そのため,
    脈中に拘束されることなく外は皮膚から内は内臓に至るまで
    全身にくまなく存在しています。

    衛気は防衛の衛ですので体を外敵から保護するような役割が強くあり,
    別名:水穀の悍気とも呼ばれています。

    特徴

    体表の防御をします。
     ・邪の侵入を防ぐ
     ・皮毛を潤沢にする
     ・肌肉・皮毛・臓腑をあたためる

    腠理の開闔(そうりのかいごう)に関与する
    腠理とは,皮膚のきめのことで腠理の開闔で皮膚の収縮や弛緩をさします。
    衛気は腠理の開闔を制御つまり,汗の分泌を調整しながら体温の調節も行います。

    その際,体をぐるぐると回り続けているのですが
    昼に体表を25周・夜に体内を25周ずつまわっています。

    衛気が関与する臓器は,脾・肺・腎との関係が深くあります。

    まとめ

    4つの気の種類について解説してきました。
    源による気の分類:先天の気・後天の気
     機能による分類:原気・宗気・営気・衛気

    それぞれに重要な役割があり,身体を内部・外部ともに
    守り,成長させていくれています。

    【気】は東洋医学で独特の考え方であり
    なかなか考え・想像しにくい部分もあるので
    抵抗のある方もおられるかもしれません。

    ただ,この考えのもと治療をすることで良くなる人も確かに存在します。

    この考え(東洋医学)が全てというわけではありません。
    ですが,素晴らしい考え・理論だと感じているので
    少しでも多くの方に知っていただきお困りの症状の改善に寄与出ればと思い
    この東洋医学の考え方について書いております。

    より詳しく、知りたいや治りたい!治療をしていきたいと思われた方は
    下記リンクから【無料相談】をお送りください。
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    整体院-旬- 院長 植月

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