健康を手に入れる化学的な食事法①
東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
慢性腰痛専門 整体院 旬 院長の植月です。
今回は、前回の続きで寒い時期に増加する【鬱】について
関係の深い幸せホルモンと呼ばれる【セロトニン】
にフォーカスを当てていきたいと思います。
人間の体の中には様々なホルモンがありますが、
その中でも一度は耳にしたことがあるというのが多いのが
このセロトニンにではないでしょうか。
そんなセロトニンですが、
不足することで体には様々な影響が現れます。
今回は、セロトニンの減少した際の症状と原因について、
次回は、その対策セロトニンを増加させる方法について全2回で
セロトニンについてご紹介します。
1.セロトニンが減少した時に生じる症状
セロトニンとは
セロトニンは脳内の伝達物質であり
楽しいやイライラしたりなどの感情や気分を
コントロールする働きがあります。
感情のコントロールをするので、
メンタルヘルスの安定に欠かせず人がストレスを
感じやすいか否かという点で大きな役割があります。
それは、セロトニンが「ドーパミン」や「アドレナリン」
などストレスと関係する神経伝達物質を調節することで
精神状態の安定、幸福を感じやすくするからです。
日々の生活をより豊かにする為にセロトニンが欠かせません。
減少した時に生じる症状・疾患
セロトニンは、上記のホルモン以外にも
「メラトニン」の分泌促進があります。
メラトニンは睡眠や覚醒のリズムを調節するホルモンで
1日の体のリズムを作ってくれます。
減少した時に生じる症状・疾患
セロトニンが不足すると、不眠などの睡眠障害に繋がってしまうことの他
神経伝達物質のコントロールの不安定を招き
・慢性的なストレス
・気分の落ち込み、無気力
・向上心の低下、意欲の低下
・ネガティブな考えが多くなる
・食欲を抑えにくくなり、不眠になる
・他者への攻撃性が高まり鬱症状を発症
・ストレス障害、パニック障害を発症
などの症状・疾患を引き起こしてしまいます。
2.セロトニンが減少する原因
セロトニンが減少する理由は様々ありますが、
その中でも特に原因として多いものを紹介します。
日光不足
体内で合成されるセロトニンには太陽日光は欠かせません。
その為、外出が少ない生活習慣や日照時間が短い冬場では
日光不足となりセロトニン減少につながります。
冬のみ発症する【冬季うつ】というのはこの日照時間が短いことが
原因だとされています。
バランスの悪い食生活
セロトニンの合成のためには栄養素も必要で
偏った食生活をしていると必要な栄養を摂取できないため
合成が不足し精神状態が不安定になることがあります。
合成に必要な栄養素は必須アミノ酸の【トリプトファン】です。
それを多く含んだものを食べる食事をすることが重要です。
腸内環境の悪化
トリプトファンからセロトニンが合成されるには【ビタミンB6】が
必要になります。
このビタミンB6は食事からも摂取できますが、
実はその多くが腸内細菌により合成されています。
つまり腸内環境の悪化で腸内細菌の働きが悪くなり
セロトニンがうまく合成できなくなります。
また、自律神経とも大きく関わりがあり
ストレスなどで自律神経が腸内環境の悪化し
セロトニンの合成も低下します。
腸は精神面にも大きな影響を及ぼす臓器ですので、
セロトニンを安定して合成させるには
【自律神経】と【腸内細菌】を整える食事を意識することが大切です。
女性ホルモン分泌の減少
女性ホルモンの【エストロゲン】にはセロトニンを
活性化させる役割があります。
ホルモンバランスの変化(月経や更年期)によりエストロゲンの減少を招き
セロトニンの働きに悪影響を及ぼします。
更年期の症状として、感情コントロールが難しくなりイライラしたりなどが
ありますが、これはセロトニン不足により引き起こされます。
女性のセロトニン合成力は男性の半分程度と言われており
セロトニン不足に元来陥りやすくなっています。
まとめ
セロトニンが減少したときに生じる症状と原因についてご紹介しました。
減少した際の症状には様々なものが現れますが、
精神面で影響が多くありそのに波及してさらに多くの
社会的・身体的障害につながります。
原因いついては、
・日光不足
・バランスの悪い食生活
・腸内環境の悪化
・女性ホルモンの減少
これらがあり、日常から生活習慣を正しておけば
大きく乱れることはありません。
女性ホルモンの減少に関しては生理的減少ですので1人での
解決が難しいかも知れませんが、周りの理解と適切な治療、生活習慣を
行うことで改善は可能です。
腸内環境などの乱れ(肌荒れ・自律神経の乱れにも繋がります)でもお悩みの方は
当院では【食養生】も大切な施術の一部として取り入れいます。
身体は食べたもので出来ており、
近年では洋食文化が盛んで本来の食生活から逸脱してきているように思います。
人それぞれ体質が違うように食事も取り方にも違いがあります。
脈診や腹診、症状からあなたに必要な食養生の提案やアドバイスもいたします。
食事はすぐに効果が現れるわけではありません継続することが
将来のあなたの身体に反映されます。
次回は、セロトニンを増やす方法についてご紹介しますのでお見逃しなく!
整体院-旬- 院長 植月