HPを見たとお伝えください090-3843-0032
  • 2024/03/10
    食事・薬膳

    【鬱 食事】糖と鬱の関係

    糖と鬱の関係

    東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
    慢性腰痛専門 整体院  院長の植月です。

    鬱と食事の関係をお話ししたいと思います。

    鬱病というのは一体どういった病気でしょうか?
    または、理由なく誰にでもなる病気なのでしょうか?

    突然に理由なく起こることはありません。

    ところどころ難しい用語が出てきますが、
    できる限り初めての方でもご理解いただけるようわかりやすく
    しておりますのでぜひご一読ください。

    1.医学的解説

    東洋医学

    どういった方がなりやすいか
    東洋医学の病気の分類で
    八綱弁証】というものがあります。

    表・裏・寒・熱・虚・実・陰・陽
    の八つで分類されます。

    ここでは詳しくは割愛しますが、
    鬱傾向には、
    【虚証・寒】の人がなりやすいです。

    虚証で体温が低い(寒)の人が鬱傾向になりやすいですが、
    決して誰でもなるわけではありません。

    そこに、様々な社会的精神的な条件も合わさること
    と【糖(甘いもの)】をたくさん摂っていることが
    より鬱へとなりやすくなります。

    西洋医学的

    糖の摂りすぎというのは、
    西洋医学的にも正当性があります。

    甘いもの依存症

    糖類(甘いもの)をたくさん摂ると
    短鎖脂肪酸というものが腸内細菌の作らなくなってきます。

    短鎖脂肪酸が多い人ほど鬱傾向になりやすいことは
    統計的に判明しています。

    他にも甘いものを食べると多幸感を感じますが、
    血糖値が急激に上がりますのでインスリンというホルモンが
    またも急激に血糖値を下げにかかります。

    そうすると下がりすぎたものを上げるためにグルカゴンやコルチゾールと
    いったホルモンが副腎から出て血糖値を上げ直します。

    この時のグルカゴンやコルチゾールがイライラや不安・やる気のなさを
    誘発させます。

    そしてそれを消すためにまた甘いものを食べるという負のスパイラルに
    陥り【甘いもの依存症】になってしまい感情の起伏が激しくなり免疫力も落ちてしまいます。

    精神的・社会的に辛いことがあったとしても
    必ずしも鬱になるわけではなく、悲しいことあると
    食欲がなくなり菓子パンばかり食べていると鬱傾向になります。

    ドーパミン

    甘いものを食べるということはどういうことかというと、
    糖類を摂ると最初の15分間ぐらいはドーパミンが出て
    多幸感を感じます。

    悲しい時や疲れた時に甘いものを食べたくなるのは
    身体がこのことを知っており欲する為です。

    これが脳の快楽報酬系と言って
    麻薬と全く同じ回路に砂糖が入ってしまいます。

    食事を変える

    甘いものを摂るように摂るようにしてしまう場合は
    食事を変える必要があります。

    例えば乳酸菌を摂るために
    ヤクルトやヨーグルトを摂っている人は
    納豆やぬかずけでも十分摂取できます。

    ポリフェノールがチョコレートに含まれ身体に良いですが
    糖が多いので日本茶にしてもいいと思います。

    喉がおかしい咳が出るので飴を舐める場合は、
    龍角散にする。

    自然界のものだから良いというわけではありません。
    バナナやさつまいもも焼き芋にするとケーキ並みに甘くなります。

    鬱傾向になると色々理由をつけて
    糖を摂ろう摂ろうと無意識的にしてしまいます。

    それは【中毒】になっている状態です。

    日本人と糖の歴史

    しかし、この糖類特に砂糖は現代だからできる対処法です。

    甘いものの歴史

    1万年以上続いた現代多くの人の祖先となる
    縄文時代に砂糖も蜂蜜もありませんでしたが、果物はありました。

    歴史は進みローマなどのヨーロッパで人工的に作る砂糖や
    蜂蜜、甘いものを食べるというのが流行りましたが
    東南アジアでは、里芋やさつまいもなど
    自然の中で糖類を摂取できる環境がありました。

    しかし、果物でいうとイチゴなどは母に以前昔のイチゴは酸っぱくて
    そのままでは食べれなかったという話を聞きました。

    イチゴをつぶす専用のスプーンがあり潰して牛乳や砂糖をまぶして食べる
    というスタイルだったそうです。

    グレープフルーツもそういったものだったと聞いたことがりますが
    現在の果物は甘さを追求しそのままでも美味しくいただけます。

    イチゴでいうと糖度が18倍ほどに上がっているそうです。
    それが、約50年ほど前の話ですので100年、200年やもっと以前は
    現代の人が考えているような甘い果物は違います。

    感覚的には果物というより野菜に近いような存在だったのかも知れません。

    スイカも約1000年前は今ほどの大きさもなく中身も赤い部分はなく
    元もときゅうりの仲間で野菜です。

    中身は真っ白周りに少しだけ赤みがあった程度でした。
    それを何百年もかけて今のスイカにしたわけです。

    縄文時代や弥生時代・古墳時代など歴史の中で大部分占める
    時代に甘い果物はなく砂糖のような精製した白いお砂糖みたいなものは
    ありませんでした。

    ということは鬱というのも存在しなかったと言えます。

    先ほどもお話ししました甘いものを食べると
    脳からドーパミンが放出されます。
    それは一種の麻薬のようなものです。

    甘いものの歴史というの産業の発展と砂糖が関わりがあったり
    西洋であった奴隷制度とも関係があります。
    またの機会に【甘いもの歴史】というのもまとめて記事にしたいと思います。

    薬売り上げ倍増キャンペーン

    一つお伝えしたいのが、
    1999年ごろに「鬱は心のかぜである」というキャンペーンが起こりました。

    これによって向精神薬の売り上げが2兆円から3兆円ぐらいに一気に市場が
    広がりました。

    精神疾患の患者数も65倍に増えこのキャンペーンで増えたとも言えます。

    3.まとめ

    冷静に考え
    古来の考えをしているとうつ病にはまずなりません。

    鬱病になる条件
    ・糖
    ・虚証で低体温
    これに加えて
    ・社会的・精神的に大きなダメージを負った時

    というようにどれか一つでも外せれば鬱病になりません。

    精神医学で最も大切なことは【食事】です。

    病院へ行ってもしてもられえることは薬です。

    問診を受けてそれにあった薬を出してくれます。
    しかしそれでは治りません。

    あくまで対処療法でそこに東洋医学的な体を総合的に見ることはなく
    局所(症状)にしか目が向いていません。

    本当に大切なことは
    なぜそうのような症状が出るようになったのか】です。

    このなぜの部分にフォーカスを当てて治療していきます。

    それは個別であり患者様1人1人しっかり時間を取り
    向き合うことが必要だと感じています。

    当院では【食養生】も大切な施術の一部として取り入れいます。

    身体は食べたもので出来ており、
    近年では洋食文化が盛んで本来の食生活から逸脱してきているように思います。

    人それぞれ体質が違うように食事も取り方にも違いがあります。
    脈診や腹診、症状からあなたに必要な食養生の提案やアドバイスもいたします。

    食事はすぐに効果が現れるわけではありません継続することが
    将来のあなたの身体に反映されます。

    整体院-旬- 院長 植月

一覧に戻る

人気記事