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- 2023/07/13
- 腰痛,自然療法
【腰痛 歪み】健康度合いがわかる?ジンクパターンについて。
ジンクパターン
東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
慢性腰痛専門 整体院 旬 院長の植月です。
※今回は専門的な話を多く含むため難しく感じるかもしれません。できる限り簡潔にまとめていますのでぜひお読みください。
整骨院などに行くと「体のどこどこが歪んでいます」「腰痛が骨盤の歪みからきています」など言われたことはないでしょうか?
結論、歪みそのものが悪いわけではありません。代償作用によって、身体を補正をしながら生活しています。
その歪みが定着してしまった健康状態が良くないということです。
そんな歪みについてジンクパターンと言うのをお話しします。
ー目次ー・ジンクパターンとは・体が捻れと不調のつながり・なぜ体は捻れるのか・まとめ
ジンクパターンとは
オステオパシー医、治療家で筋膜研究の第一人者であるゴードン・ジンクが提唱した体の捻れ方の法則が発見者の名前をとって【ジンクパターン】と呼びます。
筋膜とは【浅筋膜】:皮膚と深筋膜の間にありコラーゲンを多く含み、血管や神経の通り道になる【深筋膜】:筋肉を包み摩擦を起こさずに筋肉が曲げ伸ばしできるようにしている
上記の2種類がありこれらの捻れ方に一定の法則があり体は代償(バランスを保つ)をして体の捻れを補正します。
つまり、代償の取れていない身体は悪くなりやすく痛みや痺れにつながります。代償性パターン
頭・頸部・体幹・骨盤と左右交互に捻れています。
その中でも8割の方が下図右の代償性パターンの筋膜だと言われています。
筋膜が上下で交互に捻れている事が、病気やストレスに対しての耐性が強く健康的な状態だといえます。
非代償性パターン
上下の筋膜が変化がなく同じ方向に捻れており疲れやすく内臓機能が低下し回復も遅いので、ストレスを感じやすく痛みや病気を出しやすい状態です。体の捻れと不調のつながり
ジンクパターンでその人の健康度合いを見ることができます。健康というのは環境や刺激に対しての順応度を言います。血流とリンパ
捻れる場所は頭・頸部・体幹・骨盤でより詳しくなると
・小脳テント・上胸隔膜・横隔膜・骨盤隔膜
隔膜とは体の上下の部屋を作っており血流やリンパの流れに大きく関わります。
同じ方向に捻れることで一方の血流が阻害され循環不良を起こします。
また片方へ倒れるため筋肉も片側にのみ強い負担がかかり肩の凝りや腰の痛みを感じます。
その状態で10数年と経過すると側弯症という身体が曲がる病気やそれに伴っての足への痛み痺れ治りにくくなってしまいます。
なぜ体は捻れるのか
身体が捻れる原因を3つご紹介します。胎児からの影響
子宮内にいる時の影響や
産道を通る時に胎児は少し回転しながら出てきます(ほとんどの人が同じ)
これらの影響が筋膜に反映されていいるされています。
生まれた時からのものなので健康状態が良い悪いに関わるのは
理解できます。脚長差
人は同じように立っていても必ず数ミリは左右足の長さには差があるとされています。その影響から上が捻れてくるとされています。内臓の位置
内臓というのは左右対称ではありません。
心臓は若干左にあり、一番大きな肝臓は右にあります、それらの影響から体にも捻れが生じるとされています。まとめ
今回お話ししたように捻れ(歪み)には一定の法則があります。
全てのが悪いのではなく代償をとることのできていない捻れが問題なのです。
このような状態だと血流やリンパの流れが片方へ偏ってしまいます。それが長期間続くと血流の循環が悪くなり症状が慢性化します。
筋膜というのは交互になっていて正常ですが、体に不調を抱えてる方はほぼ間違いなく異常な捻れがあります。
長くなり治りにくくなる前に最寄りの信頼できる整体院などにご相談ください。
次回は梅雨も明けたので夏バテ防止の食養生についてです。