脊柱管狭窄症 放っておいたら歩けなくなる?
東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
慢性腰痛専門 整体院-旬- 院長の植月です。
今回お話する内容は
腰部脊柱管狭窄症は放っておいたら歩けなくなるのか?
についてです。
1.放っておいたら歩けなくなるのか?
患者さんからよくある質問の中に
「腰の脊柱管狭窄症と診断されました。
このまま放っておいたら歩けなくなるのでしょうか?」
と質問を受けることがあります。
放っておいたら
多くの方が脊柱管狭窄症と診断を受けた場合
【足の痺れ】や【筋力低下】・【知覚異常】といった症状をお持ちだと思います。
※これら症状が一つでもない場合は脊柱管狭窄症からくる神経痛でない可能性があります
そこで、病院では内服(薬物)治療をススメられると思います。
ご自身でyoutubeなどを見てご自宅でもセルフケアをしていると仮定した状態で
放っていたらどうなるかについてお話しします。
脊柱管狭窄症というのは、
脊柱管が狭くなり神経を圧迫していることを指します。
なぜ狭くなるのかというと背骨や周囲にある靭帯や椎間板などが変形・肥厚して
狭くなっていきます。
2.起こり得る3つの症状
物理的に狭くなってしまったものが放っていて広がることはありません。
進行するとより症状もキツく強くなります。
起こり得る症状として、
1.より強い痺れと痛み
2.足の運動麻痺・著名な筋力低下
3.おしっこや便のコントロールが難しくなる
1.より強い痺れと痛み
脊柱管狭窄症は立ったり歩いたりすることで足の痛みや痺れが出てきて、
座ったり前傾姿勢になって安静にすると治っていたのというのが、
安静にしていても足に痛みと痺れを伴うようになってきます。
2.足の運動麻痺・著名な筋力低下
足の筋肉により力が入りにくくなってきます。
狭窄が起こりやすいのは
特に3番目と4番目・4番目と5番目・5番目と仙骨の間になります。
この3か所で狭窄が多く出てきますが、
それぞれの場所で力の入りにくくなる筋肉も違ってきます。
3番目と4番目の間で狭窄が強くなると
太ももの前側(大腿四頭筋)に力が入りにくくなり、
歩いている際などに膝が「ガクッ」と抜けるような症状がでやすくなります。
4番目と5番目の間で狭窄が進むと、
膝から下の前の筋肉(前脛骨筋)足首を持ち上げる筋肉に力が入りにくくなり、
スリッパが脱げやすいなったり、階段でよくつまずくといった症状が出てきます。
5番目と仙骨の間で狭窄が進むと、
ふくらはぎの筋肉に力が入りにくくなって、
つま先だちがしにくいなどの症状が出てきます。
3.おしっこや便のコントロールが難しくなる
1.2でお伝えした、より強い痺れや痛み・足の運動麻痺といった症状は
ほぼ同時に進行していきその先に「おしっこや便のコントロールが難しくなる」という
症状が出てきます。
まとめ
今回のご質問は、「脊柱管狭窄症が進行したら歩けなくなるのか?」でした。
結論は【歩けなくなる可能性が非常に高い】です。
足の痺れや痛み、運動麻痺などがあっても人によっては歩くことも可能です。
しかしほとんどの方は歩くことが嫌にもなり家から出ることが減っていきます。
その結果、前回の記事でお伝えした座っていることでより症状は悪化もしますし、
筋力は運動量が減ることで著しく低下します。
3の「おしっこや便のコントロールが難しくなる」までいってしまうと
相当に狭窄が悪化してしまっている症状ですので、すぐにでも病院で手術が必要になります。
なので、
3つのうち1つでも症状が出れば歩くことが困難にまたは、歩けない状態に近いと言えます。
軽いものであればセルフケアでも改善は可能なので、
怪しいな・絶対になりたくないという方は予防という意味でセルフケアを行なってください。
ただしセルフケアにも限界があります。
その中でも痛みや痺れ続いている期間が長い方は、
しっかりとした治療を受けることをお勧めします!
進行してしまった物を巻き戻すことは難しいですが、
まだ狭窄症が完成していない状態であれば症状の軽減・完治は十分に可能です。
脊柱管狭窄症以外にも、痛みや痺れ本気で改善をしたいという方は
ご来院または【無料相談】も行っておりますのでご連絡ください。