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  • 2023/12/10
    食事・薬膳

    【糖尿病 食事】体の糖化!AGEsとは・・・

    体の糖化!AGEsとは・・・

    今、老化を促進する要因として【糖化
    糖化によって生成されるAGEs(糖化最終生成物)】が注目されています。

    東淀川区淡路で唯一の自然派施術を心がける
    慢性腰痛専門 整体院  院長の植月です。

    活性酸素による酸化が「体の錆(サビ)」
    と言われているのに対して、
    糖化は「体の焦げ」と言われています。

    糖化は食事でとった体内にある余分な糖質が
    タンパク質などと結びつき細胞などを劣化させます。

    これが進むと肌のたるみやくすみ、しみなどとなって現れます。

    それだけでなく、糖化によって作られるAGEs(糖化最終生成物)は
    内臓を始め体内の至る物に作用し多くの病気の原因となることが報告されています。

    その中には、
    ・動脈硬化
    ・慢性腎不全
    ・アルツハイマー型認知症
    ・糖尿病
    ・白内障

    などいったみじかな病気の関連も明らかになっています。

    そんな【AGEs(糖化最終生成物)】についてお話ししていきます。

    ー目次ー
     ・メイラード反応
     ・AGEsの身体への影響
     ・血糖値のコントロール
     ・内臓施術
     ・食養生
    まとめ

    1.糖化と老化の関係

    メイラード反応

    糖とタンパク質や脂質と結びく事を指します。



    血液中に余分な糖が存在すると体内のたんぱく質や脂質と結びつき変性し
    老化を早めるAGEs(糖化最終生成物)を産生します。

    これら一連の反応を【メイラード反応】と呼びます。

    ホッチケーキを例にあげると
    ホットケーキに含まれる砂糖が卵や牛乳などのタンパク質と結びつき
    変性しますが、他にもクッキーなどでも起きています。

    食べ物の場合の糖化はいい香りがして食欲をそそられますが
    人間の身体のなかで起こると良い反応ではなくあまり良くない現象になります。

    AGEsの身体への影響

    肌と髪の毛への影響

    AGEsが肌や髪に与える影響は年齢よりもさらに老けた印象を
    与えてしまいます。

    糖化によって肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊されると
    肌は弾力を失います。

    糖化によって生み出された老廃物が皮膚に沈着すると
    シミやくすみとなり肌の老化につながります。

    髪の毛も同じで糖化することでハリや艶もなくなります。

    内臓への影響

    AGEsが内臓へ与える影響は肌や髪の毛よりももっと深刻です。

    血管組織に糖化により脆くなると炎症を起こしやすくなり
    動脈硬化を促進するリスクが高まります。

    そして、
    動脈効果が促進する事で心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患につながります。

    腎臓では、血液の老廃物を取り除き必要な物を再吸収し
    不要な物を尿として排出する役割があります。

    老廃物を濾過する膜はタンパク質でできており
    そこが糖化する事で濾過する能力が低下し、腎臓の機能低下を意味します。

    他にも骨では骨粗鬆症を発症し
    目ではドライアイや白内障、糖尿病の悪化でも起こる網膜症なども
    糖化が原因の一つとされています。

    また糖化はアルツハイマー型認知症と深い関係があります。

    アルツハイマー型認知症患者の脳には、
    健康な人と比べて約3倍のAGEsが蓄積されていたと報告されています。

    このように糖化(AGEs)は老化と病気の大きな要因になります。

    2.糖化を起こしやすい人の特徴

    身体にAGEsが出来やすいのは、食後の1時間と言われています。

    これは、食後の約1時間以内に血糖値が上がる為、
    その時に糖化が起こってしまいます。

    血糖値のコントロール

    一般的な血中の糖を測る血液検査の項目は、
    ・空腹時血糖値
    ・HbA1c(ヘモグロビンA1c)

    これらを病院や検査機で測って正常値だとしても、
    食後の急な血糖値上昇で糖化は進むとされています。

    つまり、糖化(体の老化や内臓影響)を最小限に抑える為には
    血液検査の数値を抑えることも必要ですが、
    食後の血糖値の上昇をコントロールすることが最も効果的と言えます。

    自宅でできる血糖値測定法

    血糖値のと言っても糖尿病の診断を受けていない限り
    普段から数値を気にしたり検査しているという人は
    ほとんどいないと思います。

    しかし、血糖値を測らずに大体の数値を推測することは可能です。
    やり方は簡単!

    ・食後2時間程度でお腹が空きその1〜2時間後に空腹感が治ったり
    したことがないかどうかです。

    食後30〜1時間で血糖値が上昇し
    その上がった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。

    インスリンの作用で
    一時的に低血糖に陥り空腹感(お腹が空いた)と感じます。

    その為、食後すぐにお腹が空くような場合はインスリンの分泌が過剰
    になっている可能性がある為、注意が必要です。

    ちなみに、
    インスリンによって血糖値が下がりますがその糖は脂肪に変換されて
    内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積されます。

    糖尿病とメタボリックシンドローム

    メタボリックシンドロームの場合は一層気をつけないといけません。

    普段から血糖値が高いため糖化の反応も強くなっており
    大量のAGEsが作り出され代謝しきれないAGEsが体内に蓄積されます。

    同じ理由で糖尿病の人も普段から血糖値が高いので、
    糖化が起こりやすいだけでなく糖化のスピードも上昇します。

    糖尿病の方でより糖化が進むと
    糖尿病の3大合併症へとつながります。

    3.当院でできること

    内臓施術

    筋肉は膜を通して全身の内臓と繋がっており、筋肉・筋膜の硬さは
    内臓の正常な機能の働きを阻害します。

    その結果、腎臓や膵臓などの機能が低下しより症状を進行させます。
    当院では、アメリカで医師も使用する徒手療法である【オステオパシー】を使用した
    内臓施術を行い改善へと導きます。

    食養生

    糖尿病や生活習慣病と呼ばれるものは、あなたも生活を改めないといけません。
    その第一歩が【食事】です。

    身体の全ての部位は食事から摂る栄養でできており、
    その食事の内容は体を良くも悪くもします。

    どういった食事がいいのかわからない方もおられると思います。
    当院では、食事指導も行っておりますが
    最も大切な事として【引き算】を考えています。

    まとめ

    糖尿病やメタボリックシンドロームで悩まれている方には特に重要な事です。

    糖尿病は前回の記事【糖尿病で起こる3つの症状】でもお話ししましたが、
    初期の頃は症状が出づらいため、知らず知らずのうちに進行しているケースが
    多々あり、症状がない為生活習慣を改めず放置している人が多いと思います。

    糖尿病やメタボリックシンドロームの患者様は、
    この【AGEs】によって体が少しずつ蝕まれていることを知ってください。

    放置すると見た目はもちろん中身にも大きな負担がかかることを理解してください。

    当院では【食養生】も大切な施術の一部として取り入れいます。

    身体は食べたもので出来ており、
    近年では洋食文化が盛んで本来の食生活から逸脱してきているように思います。

    人それぞれ体質が違うように食事も取り方にも違いがあります。
    脈診や腹診、症状からあなたに必要な食養生の提案やアドバイスもいたします。

    もちろん強制ではありませんが、
    自主的に取り組むことで身体はまた一つ変わります。

    食事はすぐに効果が現れるわけではありません継続することが
    将来のあなたの身体に反映されます。

    少しずつ生活習慣を改めていきましょう。

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    整体院-旬- 院長 植月

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