椎間関節性腰痛
椎間関節とは
背骨は椎骨とクッションの役割のある椎間板とからなります。
それらが1つずつ重なって脊椎を構成します。
その中でも後方で関節を作っている部分を椎間関節いいます。
椎間関節は,1つの椎骨の下関節突起とその1つ下の椎骨の上関節突起からなり,
滑膜と関節包で多い関節を構成します。
腰を曲げたり伸ばしたりする際はこの椎間関節の部分が動くことでできます。
滑膜は,滑液と呼ばれる潤滑油の様なものを作り出します。
よく「膝に水がたまる」というのはこの滑液が多く出過ぎてしまっている状態です。
関節包は,骨と骨を結びつけることに関与しています。
腰痛の発生部位
椎間関節は脊柱に対する全荷重の16%、
残りの84%は椎体と椎間板が受けています。
椎間関節の部分には,脊椎の中でも特に豊富な神経終末が存在します。
神経終末とは,感覚の中でも痛みを感知する神経のことです。
つまり,椎間関節痛の発生源となりやすい原因になります。
体を反らす(伸展)をすると下関節突起が下の椎骨の椎弓に接触するかつ関節包がの張りが最大になる。
回旋に対しては,関節面のほとんど全体が接触することになるので抵抗力が大きい。
構造上,体を反らす時と体をひねる時の腰の負担が大きいと言えます。
痛みの特徴
特にわかりやすのが体を反らした際に痛みが出やすいです。
痛みは左右両方に出てくるのではなく,どちらか一方に出てきやすく
ピンポイントで痛いところがわかるのも大きな特徴です。
症状が悪化した場合はピンポイントではなくお尻の部分や足まで痛みが出ることもあります。
腰痛の検査
腰痛でお悩みのあなたは、まずは検査お試しください 。
- 指で背骨の際を押してピンポイントで痛い
- うつ伏せになって腰を反らせると痛い
- 座った状態で胸の前で腕をクロスさせ腰をゆっくり左右を捻ると痛い
まとめ
椎間関節は構造上,腰を反らす・捻るといった動きで負担がかかりやすく痛めやすいです。
ただし、腰に痛みがあるから、必ずしも原因がそこにあるわけではありません。
腰を反らす・捻ることをしていても痛みが出ること方がほとんどです。
ではなぜ痛みが出てしまうのか?
様々な理由で腰が過度に動いてしまう為です。
詳しくは以前の記事をご参考ください。
「股関節が腰痛の最大の原因」